久しぶりのブログ更新です。

 

私見ですが、お子様にとっての「親の愛情」は重要なファクターだと思います。
性格も穏やかになり、視野も開け、周りからの愛情も受けやすいのではないかと思います。
私は頭より性格や言動、振る舞い、所作などに重きをおきます。

 

今回は気になる記事(同感できる内容)があったのでご参考まで。
(道山 ケイ さん( 思春期の子育てアドバイザー)が寄稿された物です)

 

 

【甘え、わがまま、気力の低下が見えたらどうする?】

 

・「ショッピングモール? 仕事で忙しいから無理。自分で電車に乗って行ってきて」
・「お前はいつからこんな人間になってしまったんだ。これ以上お父さんを困らせないでくれ」
・「サボったらダメでしょ。頑張りなさい」
お子さんに、こんなことを言ったことのある親は少なくないのではないでしょうか?

 

ところが、こうした言葉を使えば使うほど、子どもは親のことが信頼できなくなります。
自分は親から愛されていないと感じてしまうため、いわゆる「愛情不足」になってしまい、悪化すると、問題行動につながることもあります。

 

1.愛情不足とは何か?
 原因は「気持ちのズレ」
 愛情不足とは、親の愛情が子どもに的確に届いていない状態です。
 たとえば、お子さんの健康を考えて、主食に玄米を出したとします。
 ただ、子どもは玄米ではなく、白米を食べたいとしましょう。

 この場合、親からすると、玄米を出すのは愛情です。
 しかし、子どもからすると愛情ではなく単なる「おせっかい」になります。
 つまり、子どもの健康を考えて玄米を出しても、愛情として受け止めてもらえないのです。
 それどころか、「なんでお母さんは、私の気持ちを理解してくれないの?」という悲しい気持ちになります。
 こういった「気持ちのズレ」が続くと、子どもは愛情不足になる可能性が高いのです。

 この話からわかることは、子どもが愛情不足だとしても、親がすべて悪いわけではないということです。
 なぜなら、親は子どものためを思って行動しているからです。
 ただ、愛情の方向がズレている(子どもが求めていることではない)と、愛情不足になってしまいます。

 

 

2.愛情不足になると、子どもにどんな変化が起こるのでしょうか。

 

 ① 甘えの増加
  どんな子どもも、親から愛されたいと思っています。
  そのため愛情不足になると、「愛情をもらう行動」が増えます。
  いちばんわかりやすいのが、「要求(甘え)が増える」ことです。
  「お母さん、冷蔵庫に入っている飲み物とって」「週末に服を買いにつれてって」「お腹すいたからご飯作って」
  これらは、子どもなら誰でも持っている要求です。
  1日に1~2回なら、まったく問題ないでしょう。
  ただ、要求が極端に増えてきたら、愛情不足になりかけているかもしれません。

 

 ② わがままへの発展
  愛情不足が続くと、ただの甘えから理不尽な要求(わがまま)に発展します。
  「50万円のゲーミングPC買って」「ブランドのバッグ買って」など高額なものを要求したり、
  「お菓子持ってこい」「学校まで車で送っていけ」と暴言を吐いたり、要求を断ると暴れたりするのです。
  ここまで来ると、少し危険でしょう。

 

 ③気力の低下
  子どもの気質によっては、気力がなくなることもあります。
  これは「私は親から愛されていない、価値のない人間だ」と感じてしまうからです。
  すると心がつらくなって朝ベッドから起きられなくなったり、自分の体を大切にできなくなったりします。
  自分の未来にも、希望を持てなくなるのです。

 

 

【愛情不足の子に言ってはいけない3つの言葉】

では、子どもが愛情不足になりかけていたら、どんなことに注意すればいいのでしょうか。
次の3つ言葉だけは、言わないほうがいいでしょう。

 

(1)「甘えの増加」時に言ってはいけない言葉
  愛情不足の初期段階では、甘え(要求)が増えます。
  その時に言ってはいけないのは、「○○だから無理」と子どもの要求を頭から否定する言葉です。
  これを言うと、愛情不足はさらにひどくなります。

  「お父さん、今週末、ショッピングモールに連れてってくれない?」と言われたときに「忙しいから無理」と言う。
  「お母さん、腹減ったから飯作って」と言われたときに「そんな時間ないから、コンビニで買ってきて」と言う。
  こういったことは、愛情不足の子どもにはできる限り言わないのが鉄則です。

 

  もちろん、親も忙しいです。
  どうしても仕事が休めず、要求を聞くことが難しいときもあるでしょう。

  その場合は、代案を出すことが大切です。
  「いいよ。ただ、今週末はどうしても時間がないから、来週の月曜日に行かない?」
  「いいよ。ただ今少しだけ時間が取れないから、15分だけ待ってて。冷蔵庫に昨日の残り物入っているから、

   それ食べてて」
  という感じです。

 

  ・「できるだけ応えよう」という姿勢が大事
   親も忙しいので、子どもの要求にすべて応えることはできません。
   大事なのは、「できるだけ応えよう」という姿勢を見せることにあります。
   こういった態度に、子どもは愛情を感じるからです。

 

(2)「わがままへの発展」時に言ってはいけない言葉
  愛情不足が悪化すると、子どもの要求はどんどん理不尽になっていきます。
  無理だとわかっているのに、「50万円のゲーミングPC買って」と言うこともあるでしょう。
  そんなとき、絶対に言ってはいけないのが「子どもの人格を否定する言葉」です。
   ・「お前はいつからこんな人間になってしまったんだ。これ以上、お父さんを困らせないでくれ」
   ・「あんたみたいな子に、ブランドのバッグなんて似合うわけないでしょ」などです。

  これは絶対に言ってはいけません。
  そもそも子ども自身も、本気で買ってもらえるとは思っていません。
  親の愛情を確かめるために、言っているだけです。
  それなのに自分の人格を否定されたら、状況はさらに悪化するでしょう。

 

  こういったときに大事なのは、子どもの人格は否定せず、気持ちは理解し、無理なことは無理と伝えることです。
  具体的には「ゲーミングPCあったら、いろいろなゲームできるよね。ただ50万円はさすがに買えないよ」
  「ブランドのバッグ、かわいいよね。ただお母さんには高くて買えないわ」という感じです。

  無理なことは無理だと伝えないと、子どもの要求はどんどんエスカレートするので注意しなければなりません。

  なお、上記のような理不尽な要求以外にも、聞いてはいけない要求が3つあります。
   ・「人に迷惑をかけること」
   ・「人を傷つけること」
   ・「法律やルールに違反すること」
  です。
  こう言った要求には、毅然とした対応が必要です。

 

(3)「気力の低下」時に言ってはいけない言葉
  気力が低下してくると、朝起きられなくなって学校に行けなくなることがあります。
  そんなときに言ってしまいがちなのは、「サボったらダメでしょ。頑張りなさい」という言葉です。
  もちろん、ゲームをするために休むなど、本当にサボっているなら注意しましょう。
  ただ、気力が低下しているときに頑張らせようとすると、子どもは本当に倒れてしまいます。

 

  そこで、次のように言うのがいいでしょう。
   ・「そっか。じゃあ今日は1日休んで、お母さんとゆっくり家で過ごそうか」
   ・「疲れがたまっているのかな? あと1時間だけ寝ても変わらないなら、今日は休もうか」と。

  おそらく子どもは「学校を休むと叱られる」と思っています。
  そんなときに、自分の気持ちを理解した声をかけてくれると、親の愛情を感じます。
  再び元気になれば、また学校に行けるようになるはずです。

  もちろん、不登校にはさまざまな原因やきっかけがあります。
  友達とトラブルが起こっていて、どうしても行けないこともあるでしょう。
  発達障害があり、学校の授業を受けたくても受けられないこともあります。
  先生から理不尽な指導を受けて、心が傷ついているかもしれません。
  ただ、子どもの気持ちを理解した声をかけることが、解決の第一歩になるはずです。

 

 

【子どもが求めている言葉や行動で、愛情不足は解決できる】

田中さん(仮名)のお子さんは、中学3年生ごろから愛情不足になりました。
原因は、上の子が不登校になってしまったため、関わる時間が減ってしまったからです。
その結果、気力がなくなり、勉強や宿題が一切できなくなりました。
要求がわがままに発展して、親に対して暴言も吐いたそうです。
学校も休みがちになり、成績もオール2以下まで下がってしまいました。
そこで、愛情不足が解決する子育て法(通称:なかよし貯金を増やす子育て)を実践していただきました。

 

たとえば、子どもから「好きなお菓子を買ってきてほしい」と頼まれたら、できるだけ買いに行きました。
また、子どもが「一緒に寝たい」と言ったら、布団が狭くても一緒に寝たそうです。
こういった行動で、子どもは親の愛情を感じました。

 

もちろん、わがままに発展しそうなときは、止めることも忘れません。
たとえば、子どもが自分の部屋に引きこもって1日中スマホをしていたときは、注意しました。
この状態が続くと、いずれ昼夜逆転生活となって、体を壊してしまうからです。
ただ、子どもの行動を頭から否定すると反発します。

 

そこで、「スマホを触りたい気持ちはわかるよ。ゲームとか楽しいからね」と気持ちを理解した後で、
「ただ、夜中まで触っていると、生活リズムが崩れてしまうよ」と伝えました。
また、無理に取り上げるのではなく、子どもが納得できるルールを親子で一緒に話し合って決めました。
こうした努力を続けると、愛情不足がどんどん解消されたのです。

 

学校にきちんと行けるようになり、帰宅後はその日の出来事を話してくれるようになりました。
少しずつ、宿題もできるようになりました。
部屋で使っていたスマホもリビングで使えるようになり、ゲームの時間も守れるようになったそうです。

 

 

このように、愛情不足が解消すれば、子どもの気力(エネルギー)がアップします。
そのエネルギーで、学校に行ったり、宿題をしたりできるようになるのです。
また、理不尽な要求(わがまま)も減ってきます。
さらに愛情が伝わると、どんどん自立するようになるので、子育ても楽になるでしょう。